ガルシアvsバルガス

　WBC世界ウェルター級王者ダニー・ガルシア(28=米)は12日(日本時間13日)、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアでWBA同級6位、WBC23位のサムエル・バルガス(27=コロンビア/カナダ)とノンタイトル10回戦で拳を交えた。

〇ダニー・ガルシア(米)
　7回2分17秒TKO
×サムエル・バルガス(コロンビア/カナダ)

　総合力で大きく勝るガルシアは2回に右をヒットしてダウンを奪うなど前半から試合をリード。ガルシアも粘りをみせたが徐々に引き離されていった。迎えた6回、ガルシアは相手をロープに詰めて連打を浴びせるなどしてダメージを与えた。続く7回、ガルシアが再びバルガスをロープに追い立てて連打を繰り出すと、相手陣営が棄権を申し出た。3月4日に対戦するWBA王者キース・サーマン(米)の目の前で快勝したガルシアは33戦全勝(19KO)、バルガスは29戦25勝(13KO)3敗1分。

　前座では前WBA世界スーパーフェザー級王者ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)が登場、オマール・ダグラス(米)に10回判定勝ちを収めた。初回にダウンを喫したサウスポーのフォルトゥナだが、その後の打ち合いでは互角以上の内容でポイントを重ね、96対93(二者)、95対94の3-0で勝利を得た。再起2戦目のフォルトゥナは34戦31勝(22KO)1敗1分1無効試合、ダグラスは18戦17勝(12KO)1敗。