長谷川戦を待つバルガス

　バルガスは09年の世界選手権に出場するなどアマチュアで活躍後、10年4月にプロデビュー。以来、6年半で28戦全勝(22KO)の快進撃を続けている。この間、13年4月に長谷川のジムメートでもある高野誠三に3回TKO勝ち、同年10月には元日本上位ランカーの村井勇希(グリーンツダ)に10回判定勝ちを収めている。バルガスは強打とテクニックを併せ持った実力者で、メキシコでは次期世界王者の有力候補として期待を集めている。そのバルガスは「いよいよ夢を実現させるときが近づいてきた。長谷川と戦う準備はできている。私には彼に勝つだけの技術と経験がある。挑戦が実現するなら日本に行くつもりだし、そのときはKOでベルトを奪うよ。彼の試合は映像で見たが、彼は強いので私がたくさん動かなければならないと思う。勝つ自信はある」と意気込んでいる。