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WBO(世界ボクシング機構)は17日からプエルトリコのサンファンで第29回年次総会を開催しているが、18日に行われた運営委員会で本部を同団体の本部をプエルトリコから米国フロリダ州に移すことが満場一致で採決された。
WBOチャンピオン
これはフランシスコ・バルカルセル会長が提議した議題で、委員の投票によって可決された。プエルトリコは独立国的な形態をなしてはいるが、米国統治下の自治領であるという複雑な事情を抱えている。そんななかWBOは米国でもプエルトリコでも非営利団体として税金に関して優遇措置がとられてきたが、逼迫した経済状況が続くプエルトリコでは課税対象になることに。そのため今回の米国移転が決まったという事情がある。WBOは1988年にWBAから分裂するかたちで設立され、以来28年間、本部をプエルトリコに置いてきた。日本は13年4月からWBOに加盟し、現在はミニマム級の高山勝成(仲里)、スーパーフライ級の井上尚弥(大橋)が同団体の世界王座に君臨している。
日本からも多くの役員が出席