セルビーvsバロスは12月か

　今月3日、東京・後楽園ホールで細野悟(32=大橋)とのIBF世界フェザー級挑戦者決定戦を判定で制した元同級WBA王者ジョナタン・バロス(32=亜)が、12月中旬にもIBF王者リー・セルビー(29=英)に挑戦する可能性が出てきた。

　バロスは細野に2対1の判定勝ちを収めたが、そのリングサイドにはセルビーの姿があった。試合後、英国ウェールズのバリーをホームとする王者は「バロスは危険な相手だが、彼に勝ってさらに大きな試合に向かいたい」と意気込んだ。その視線の先には同じ英国ながら北アイルランドのベルファストを拠点とするWBA世界フェザー級スーパー王者カール・フランプトンがいる。セルビーは米国のアル・ヘイモン氏とマネージメント契約を交わしており、その関係でバロス戦は米国内で挙行することになりそうだ。いまのところ12月中旬が有力と伝えられており、10日か17日が候補日と推測される。2度防衛中のセルビーは24戦23勝(8KO)1敗。団体を変えて返り咲きを目指すバロスは46戦41勝(22KO)4敗1分。