清水聡、プロ仕様にチェンジ

　9月4日の神奈川・スカイアリーナ座間で韓国フェザー級王者イ・インギュ(韓国)を迎えB級デビューするロンドン五輪バンタム級銅メダリストの清水聡(30=大橋)が27日、横浜市内の所属ジムで練習を公開した。

　フェザー級超の58.0kg契約6回戦でプロ初戦に臨むサウスポーの清水は、体重管理を含めコンディションは良好。「緊張や不安はそれほど感じないが、勝たなければ始まらないのでまずは勝利に徹したい」と気を引き締めた。

　そんな清水を大橋秀行会長は、移籍当初とは見違える動きになったと称賛。「決して簡単な相手ではないが清水ならやってくれる」と期待した。担当する松本好二トレーナーも、試合に向けて調子を上げる清水を「さすが」と褒め、179cmの長身から繰り出さす左右の強打に自信を示した。

　練習ではシャドー、ミット打ちなどを12ラウンド行い、精力的に汗を流した。特にミット打ちでは、左ストレートを主体に左右のフック、アッパーのコンビネーションで松本トレーナーのミットに快音を響かせ、プロ仕様にモデルチェンジした姿を披露した。

　最後にリオ五輪での日本人選手の活躍に刺激を受けたと話す清水は、「チャンスがあれば仕留めに行くが、まずはプロのペースを知ることが大事。できるなら長いラウンドを経験したい。メダリストとして恥ずかしくない試合をしたい」と抱負を語り練習を終えた。