SF級戦は会場変更

　アローヨ対アンカハスは興行権入札を経て今年4月にフィリピンで行われる予定だったが、直前になってアローヨが負傷したため延期になった。その理由に懐疑的な関係者も多く、「報酬に不満のアローヨ側がフィリピン行きを拒否したのではないか」という報道もあった。仕切り直しの一戦に向けアローヨは29日にフィリピン入りする予定になっている。昨年7月の戴冠以来14ヵ月ぶりのリングとなるアローヨは17戦全勝(8KO)。この4年間で11連続KO勝ちと勢いのあるアンカハスは26戦24勝(16KO)1敗1分。サウスポー同士の一戦は11対4でアローヨ有利と出ているが、このところフィリピン勢は5月にIBFフライ級タイトル戦でジョンリエル・カシメロが、そして7月にはWBOバンタム級タイトル戦でマーロン・タパレスが、いずれも逆転KO勝ちで世界王座を獲得するなど勢いがあるだけに、アンカハスにも期待が寄せられている。