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[海外ニュース]2016.8.17

「勝利が第一」とスペンス

 20戦全勝(17KO)の快進撃を続けているIBF世界ウェルター級2位エロール・スペンス(26=米)は21日(日本時間22日)、米国ニューヨークのコニーアイランドで6位のレオナルド・ブンドゥ(41=シエラレオネ/イタリア)と指名挑戦者決定戦を行う。試合を前にスペンスは「KOしたいけれど、それ以上に大事なことは勝つこと」と話している。
エロル・スペンス
 スペンスは12年ロンドン五輪ウェルター級でベスト8の実績を引っ下げてプロに転向。サウスポーからのスピーディーで強烈なパンチでKOの山を築いてきた。勝てばケル・ブルック(英)の持つIBF世界ウェルター級王座への挑戦権を手にすることになる。「私は勢いのあるスター選手だ。もちろんKOしたいという希望はあるが、大事なことは勝つこと。KOは狙ってはいないし、それ(KO)が自然にやってこないならば勝利を優先する」と話している。相手のブンドゥも2000年のシドニー五輪に出場した経験を持つ元トップアマで、戦績は36戦33勝(12KO)1敗2分。2年前、キース・サーマン(米)の持つWBA世界ウェルター級暫定王座に挑んで判定負けを喫したのが過去唯一の敗北だ。その後はEBU欧州王座を獲得するなど2連勝を収めている。オッズは41対1でスペンス有利と出ている。

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