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WBA世界ヘビー級暫定王者ルイス・オルティス(37=キューバ/米)対3位の指名挑戦者アレクサンデル・ウスティノフ(39=露/ベラルーシ)の興行権入札が15日、パナマシティのWBA本部で行われ、ウスティノフ側が落札した。また、WBAのスーパーウェルター級タイトルマッチ、王者ジャック・クルカイ(30=エクアドル/独)対1位の指名挑戦者デメトリアス・アンドレイド(28=米)の興行権は王者側が落札した。
ヘビー級の暫定王座戦の入札参加者はウスティノフ側のウラド・フリュノフ氏だけで、両選手の合計報酬額として60万ドル(約6060万円)を提示して興行権を落札した。ウスティノフは英国のフランク・ウォーレン・プロモーターと契約を交わしていることから、試合は秋に英国で行われる可能性が出てきた。サウスポーのオルティスは27戦25勝(22KO)2無効試合、ウスティノフは34戦33勝(24KO)1敗。
スーパーウェルター級の入札には2社が参加。アンドレイド側のバナー・プロモーションズが20万1000ドル(約2030万円)を提示したのに対し、クルカイ側のサウアランド・イベントが2倍以上の42万5144ドル(約4294万円)を提示して興行権を獲得した。このうち75%が王者、25%が挑戦者の取り分となる。試合は10月22日ならばドイツのハンブルグ、29日ならばベルリンが有力とされる。このほか11月5日も候補に挙がっている。3度目の防衛を狙うクルカイは23戦22勝(11KO)1敗、前WBO王者の長身サウスポー、アンドレイドは23戦全勝(16KO)。
なお、同じ日に入札が予定されていたWBA内世界バンタム級王座統一戦は、スーパー王者のラウシー・ウォーレン(米)とレギュラー王者ジェイミー・マクドネル(英)両陣営が話し合いのすえ合意、入札は回避された。開催地や日程は未定。
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