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[試合後会見]2016.8.2

京太郎祭りで本人が魅せた

 2日、東京・新宿フェイスで開催された「熊本地震チャリティ2016京太郎祭り」のメイン、ヘビー級8回戦では、日本ヘビー級王者の藤本京太郎(30=角海老宝石)とWBC傘下のABCOクルーザー級王座を保持するアダム・ラブロック(33=豪)が激突。初回にジャブを突いて相手の出方を探った京太郎は、2回に入ると積極的に仕掛け一気に攻め入った。
決意を語る
左フックでラブロックを弾いた京太郎は、ここから上下に打ち分け集中打。体勢を崩しよろけるラブロックに追い討ちを掛け、相手陣営からタオルを呼び込んだ。2回2分13秒TKO勝ちを飾った京太郎は試合後のインタビューに応え、自身の名がついたイベントでの勝利を喜び、関係者、ファンに感謝した。続けて「あと1〜2年の間に世界で勝負したい。もう少し僕に付き合ってください」と決意表明した。
次はステップアップのタイトル戦
 控え室に戻ると、主導権を握った上での快勝に「ボクシングに転向して5年。経験を積んでようやく冷静に戦えるようになった。良い方向に向かっている」と言葉を弾ませた。すでに12月6日に国内でWBO地域タイトル、もしくは東洋太平洋王座に挑むことが内定している京太郎は、今月にはジムメイトとハワイ合宿を行い、その後は海外からスパーリングパートナーを招き実戦練習を重ねる。ここ数戦で確かな手応えを掴み、あらためて「まずは世界ランクに復活し、バリバリできるうちに世界挑戦まで辿りつきたい」と意欲を示した。
左:大和 右:石田
 このイベントには、京太郎への挑戦を最後に引退した元WBA世界スーパーウェルター暫定王者の石田順裕氏が駆けつけ2ラウンドの特別スパーリングを披露。今回のために10kgシェイプアップしたという石田氏は、東洋太平洋ヘビー級5位の大和藤中(金子)と重厚なファイトを魅せ、京太郎祭りの盛り上げに一役買った。

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