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[海外ニュース]2016.7.26

WBA チャガエフの王座剥奪

 WBAはこのほど、同団体のヘビー級レギュラー王者ルスラン・チャガエフ(37=ウズベキスタン/独)の王座を剥奪した。このニュースを報じているboxingsceneによると、WBAがフレス・オケンド(43=プエルトリコ/米)との指名防衛戦を行うよう指令を出したが、チャガエフ側が返答しなかったためという。
 WBAのヘビー級王座は今春までチャガエフが持っていたが、3月5日の防衛戦でルーカス・ブラウン(豪)に10回TKO負けを喫し、ベルトは北半球に持って行かれた。 しかし、ドーピング検査の結果、ブラウンから禁止薬物の成分が検出されたことを受けWBAは新王者から王座を剥奪し、前王者のチャガエフに返還した。ところが、チャガエフ側は「オケンドとの試合に応じよ」というWBAの再三の通達に対して返答しなかった。そのためWBAは王座剥奪に踏み切ったという。
ルスラン・チャガエフ
 チャガエフとオケンドは14年7月にWBA王座決定戦で拳を交え、チャガエフが2対0の僅差判定勝ちで王者になったが、オケンド側が提訴。両者には再戦が命じられた経緯がある。しかし、オケンドが負傷したため再戦は実現しないまま2年が経った。この間、オケンドは1試合もしていないにもかかわらずWBA4位に据え置かれている。

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