エストラーダは井岡戦優先

　フライ級のWBAスーパー王座とWBO王座を保持しているファン・フランシスコ・エストラーダ(26=メキシコ)が、WBAの指令に従って同団体のレギュラー王者である井岡一翔(27=井岡)と統一戦を行う意向であることが明らかになった。

　エストラーダは負傷のため昨年9月のV5戦を最後にリングから遠ざかっているが、9月下旬にはWBO世界ライトフライ級王者ドニー・ニエテス(比)と対戦するプランを立てていた。しかし、WBAから井岡との対戦指令を受けたことで方針転換。ニエテスとの試合を来年に延ばし、まずは井岡戦を優先させることにした。エストラーダ陣営はニエテス側にその旨を伝え、ニエテス陣営も了解した模様だ。こうした一方、井岡側も20日のV3戦後、「望むところ」(一翔)「避ける気はない」(井岡一法会長)とエストラーダ戦に前向きな考えを示している。「7月21日から30日以内」とWBAが規定された交渉期限内に話がまとまるか注目したい。