大久保、ソーサに挑む

　元東洋太平洋フライ級王者で現東洋9位の大久保雅史(青木)が来月20日、メキシコで前WBC世界ライトフライ級名誉王者エドガル・ソーサ(メキシコ)と対戦することが発表された。
　ソーサは昨年11月、ロデル・マヨール(比)に破れ王座から陥落したが、10度のタイトル防衛を果たしたメキシコの英雄。現在はフライ級に戦場を移し、WBCインターナショナル王座を保持すると同時に、WBC世界フライ級1位にランクされる。今回、大久保はメキシコに乗り込み、ソーサの持つWBCインターナショナル王座に挑戦することとなる。
　ビックチャンスに挑む大久保雅史が、その決意を語ってくれた。

東洋太平洋フライ級8位
大久保 雅史(青木)
■ソーサ戦に向けて決意を
大久保　敵地ですし、ソーサは間違い無く強敵。倒す気で行きますよ!今まではディフェンシブなボクシングでしたが、今回はアグレッシブをテーマに戦って来ます。判定では正直、難しいですから。メキシコとか関係なく強気で乗り込みます!

■今回の一戦が決まった経緯は?
大久保　会長が富樫さんの防衛戦でメキシコに行った時に「ソーサとどうだ?」って話があったらしくて。会長にもし出来るなら「やらせて下さい!」とお願いしたんです。そうしたらトントン拍子で話が進んでしまって(笑。ソーサは滅多に戦える相手ではないし、このビックチャンスを活かさない手はないですから。

■ソーサにメッセージを
大久保　実際、油断してると思うんです。でもその考えが間違いだってことを分からせてやる!僕は失うものは何も無いんで。覚悟しろよソーサ!

■ファンにメッセージを
大久保　ソーサに勝ってまた日本のリングに帰って来ます。日本から応援宜しくお願いします!

　エドガル・ソーサは間違い無く世界トップクラスのボクサーであり、世界王者に近い実力者だ。敵地メキシコに乗り込む大久保は、多くのビハインドを背負っての戦いとなる。"不撓不屈"大久保雅史の挑戦に期待したい!

■WBCインターナショナルフライ級タイトルマッチ
王者エドガル・ソーサ(メキシコ)VS挑戦者・大久保雅史(青木)
■日時:11月20日
■場所:メキシコ