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WBA世界スーパーバンタム級スーパー王者のギジェルモ・リゴンドー(35=キューバ/米)は16日(日本時間17日)、同級10位のジェームス・ディケンス(25=英)を相手に英国カーディフのアイスアリーナ・ウェールズで通算9度目の防衛戦を行った。また、同じリングではテリー・フラナガン(27=英)対ムゾンケ・ファナ(42=南ア)のWBO世界ライト級タイトルマッチも行われた。
序盤に決着!
○ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)
2回終了TKO
×ジェームス・ディケンス(英)
○テリー・フラナガン(英)
12回判定(3対0)
×ムゾンケ・ファナ(南ア)
2回終了TKO
×ジェームス・ディケンス(英)
○テリー・フラナガン(英)
12回判定(3対0)
×ムゾンケ・ファナ(南ア)
サウスポー同士の対決となったスーパーバンタム級戦は、スピードとスキル、パンチの切れで勝るリゴンドーが初回から力量の違いを見せつけてリード。2回早々には肩越しに放った巻き込むような左がディケンスのアゴを直撃。
次も9月に英国で
挑戦者は何ごともなかったかのように戦いを続けたが、2回が終了すると棄権した。リゴンドーの一撃でディケンスはアゴを骨折していたとみられている。9月17日に再び英国のリングに上がる予定のリゴンドーは17戦全勝(11KO)、ディケンスは24戦22勝(7KO)2敗。
フラナガン対ファナは判定勝負ながら一方的な展開だった。サウスポーのフラナガンは、峠を過ぎた元IBF世界スーパーフェザー級王者を初回からコントロールし、着々とポイントを積み重ねていった。4回には左でダウンを奪い、その差を広げた。ただ、この回に右頬をカットしたことが気になったのかフィニッシュに持ち込むことはできず、以後は加点するものの決定打を打ち込むことはできないままだった。
試合後の両雄
最終回、フラナガンはダウンを追加してダメ押し点を奪い、ジャッジ三者が120対106をつける大差判定勝ちでベルトを守った。3度目の防衛を果たしたフラナガンは31戦全勝(12KO)、ファナは48戦38勝(16KO)10敗。