海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
「30対1のオッズなら私に賭けて儲けてくれ」――WBC世界ヘビー級王座への挑戦を2日後に控えた14日、9位の挑戦者クリス・アレオーラ(35=米)が大番狂わせを起こすと吠えた。アレオーラは16日(日本時間17日)、米国アラバマ州バーミンガムのレガシー・アリーナでデオンタイ・ワイルダー(30=米)に挑む。
身長201センチ、36戦全勝(35KO)という驚異的なレコードを持つ王者ワイルダーは、5月21日に予定されたV4戦が相手のアレクサンデル・ポベトキン(露)のドーピング違反でキャンセルされたため、1月のV3戦から半年の間が空いた。そのため「5月から何かを殴りたくて仕方なかったんだ。試合が待ちきれないよ。彼(アレオーラ)はタイトルを取るに相応しいと思うかい? 彼はパーフェクトじゃないよ」と逸る気持ちをそのままマイクに吐き出した。これに対しアレオーラは「私は眠れる巨人だ。彼らは私のことを侮っている。ラスベガスのオッズは30対1でワイルダー有利と出るんだろうから、それなら私に賭けて儲けてくれ。準備はできている」と自信をのぞかせた。43戦36勝(31KO)4敗1分2無効試合。30対1ほどではないが、19対1でワイルダー有利が続いている。ちなみにアレオーラの勝利には15倍の配当がついている。