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三浦隆司(帝拳)、オルランド・サリド(35=メキシコ)を相手に続けて大激闘を演じたWBC世界スーパーフェザー級王者フランシスコ・バルガス(31=メキシコ)が、しばらく休養に入ることになりそうだ。
フランシスコ・バルガス
バルガスは昨年11月、三浦とのダウン応酬の激闘を9回TKOで制して王座を獲得。
今年6月の初防衛戦では前WBO王者サリドとまたも死闘を展開。辛うじて引き分けでベルトを守った。2度目の防衛戦は三浦かサリドとの再戦が有力とみられていたが、健康面を考慮して年内は休養に充てる可能性が高くなった。これを受け暫定王座を設ける動きも出てきたと伝えられる。この流れを好機到来と喜んだのが2位のミゲール・ローマン(メキシコ)だ。過去2度の世界挑戦を経験しているローマンは、早くも「1位の三浦と戦うなら日本行きも問題ない」と話している。67戦56勝(43KO)11敗の戦績を誇る歴戦の雄は、先週9日にジェロッピ・メルカド(比=日本でのリングネームはジェロッピ瑞山)を3回TKOで下し、目下18連勝(15KO)と勢いがある。ちなみにWBCのスーパーフェザー級ランキングでは、1位=三浦、2位=ローマン、3位=サリド、4位=ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)となっている。バルガスの動向とWBCの判断に注目したい。