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ベネズエラのバルガスで開催されているリオデジャネイロ五輪の最終予選は8日(日本時間9日)に各階級の決勝が行われ、すでに五輪出場権を得ているプロの元世界王者ふたり、ライト級のアムナット・ルエンロエン(37=タイ)、ライトヘビー級のハッサン・ヌダム・ヌジカム(32=カメルーン/仏)はともに敗れて2位通過に終わった。
5月下旬に4回KO負けでIBF世界フライ級王座を失ったばかりのアムナットはこの日、21歳のリンドルフ・デルガド(メキシコ)と対戦したが、2回早々に棄権してTKO負けとなった。元WBA、WBO世界ミドル級暫定王者のヌジカムは23歳のファン・カルロス・カリージョ(コロンビア)と拳を交えたが、30対27(三者)の判定で敗れた。しかし、ふたりとも決勝進出を果たした時点で五輪出場権は獲得している。また、同じプロでWBA世界フェザー級11位にランクされているカーミン・トマソネ(イタリア)は3位決定戦に臨み、勝利を収めてライト級での五輪出場権を手にした。なお、WBCとIBFはプロ選手の五輪参加を認めない方針を打ち出しており、予選参加者を含め処罰の対象としている。これに従いすでに最新のIBFランキングからアムナットとヌジカムの名前は消えている。