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IBF世界ミドル級挑戦者決定戦が7月21日、米国コネチカット州マシャンタケットで行われることになった。カードは4位のセルゲイ・デレビャンチェンコ(30=露/米)対8位のサム・ソリマン(42=豪)。勝者がゲンナディ・ゴロフキン(34=カザフスタン/米)への挑戦権を手にする。
ミドル級のIBF王座は昨年10月にデビッド・レミュー(カナダ)からゴロフキンに変わり、この4月には治療が長引いているトゥレアノ・ジョンソン(バハマ/米)に代わってドミニク・ウェイド(米)が指名挑戦者としてゴロフキンに挑んだ。しかし、まったく何もできないまま2回KOで完敗している。現在もIBF1位にはジョンソンが座り、2位が空位、3位に村田諒太(帝拳)、4位にデレビャンチェンコ、以下、5位ハッサン・ヌダム・ヌジカム(カメルーン/仏)、6位クリス・ユーバンク・ジュニア(英)、7位アブタンディル・クルトシーゼ(ジョージア)、そして8位にソリマンと続いている。
挑戦者決定戦に出場するデレビャンチェンコは12年ロンドン五輪ミドル級2回戦敗退後、14年7月にプロ転向。村田の判定負けしたジェシー・ニックロー(米)に3回TKO勝ちを収めるなど、ここまで8戦全勝(6KO)の戦績を残している。ソリマンはデレビャンチェンコがプロデビューする2ヵ月前にIBF王者になったが、その後は陥落試合を含め2連敗中だ。58戦44勝(18KO)13敗1無効試合。
前座には、11年アマ世界選手権決勝で村田に競り勝ち、12年ロンドン五輪にも出場した実績を持つWBA世界ミドル級15位、WBC5位、IBF12位、WBO14位、イェフゲン・ヒトロフ(ウクライナ/米)も出場する。相手は未定。NABF北米王者でもあるヒトロフは13戦全勝(11KO)。