ゴンザレスが公開練習

　今月24日(日)、両国国技館で開催される「This is BOXING」WBA世界ライトフライ級暫定王座決定戦「同級1位ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)VS同級2位フランシスコ・ロサス(メキシコ)」の一戦。ミニマム級に続いて世界2階級制覇を懸けた戦いを直前に控えた19日、ローマン・ゴンザレスが都内の帝拳ジムで公開練習を行った。

　公開練習に先立ち行われた会見では、亀海喜寛(帝拳)と対戦する元WBA世界ライト級王者ホセ・アルファロ(ニカラグア)も姿を現し、同門ゴンザレスとともに現在の調整具合と試合に向けての意気込みを語った。
　まず2階級制覇に挑むゴンザレスは「とても体調は良い。日本にまた来ることが出来て嬉しい」と笑顔を見せ、暫定王座の対戦者の変更については「常に万全のコンディションを作って来た。相手が誰に変わっても手を抜くことは無い。倒しに行く。24日はKOで勝負がつく。そして新しい王者が生まれるだろう」と語り、堂々のKO勝利を宣言した。
　会見に同席したゴンザレスの父・アルベルト氏も「ここまでハードなトレーニングを積んで来た。前回は(ロサス戦)判定だったが今回はKOを狙う」とゴンザレスのKO勝利を後押し。最後にこれからミニマム級・ライトフライ級どちらを主戦場として戦うかと問われ「私はミニマム級のチャンプであるが、24日はライトフライ級のチャンプになる。これからはライトフライ級を中心に戦う」と明かした。

　続いて日本スーパーライト級王者・亀海と戦うホセ・アルファロがここまでの調整を語り「良いコンディションが作れている。2ヶ月ニカラグアで調整して来た」と万全をアピール。どんな戦いになるかと尋ねられ「亀海は良く知らないが強いボクサーでだろう。しかし、24日は衝撃的な試合になるであろう。何故なら我々2人は好戦的なタイプであるから」とこちらもKO決着を予言した。

公開練習は両者軽めのシャドーでスタートしたが、ロープを20分近く飛んで身体を温め、サンドバック、パンチングボールとしっかり1時間半近く汗を流し、記者達に万全の仕上がりをアピールした。

　果たしてアルファロは、世界挑戦に駒を進めたい亀海の強大な壁となり立ち塞がるのか?ゴンザレスは、階級を凌駕する剛拳でミニマム級に続き世界2階級制覇を成し遂げるのか?24日の両国決戦"This is BOXING"に向け、全ての役者が勢揃いした!