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WBO世界ライト級王者テリー・フラナガン(27=英)が、9月24日に行われる同級WBC休養王者ホルヘ・リナレス(30=帝拳)対WBA王者アンソニー・クロラ(29=英)の勝者との対戦を希望している。とりわけクロラとの統一戦に執着が強く、「彼が勝ち続ければ私たちの戦いは実現するはず」と話している。
テリー・フラナガン
フラナガンは30戦全勝(12KO)のサウスポーで、昨年7月の決定戦でホセ・セペダ(メキシコ)に2回終了TKO勝ちを収めて戴冠を果たした。3ヵ月後に指名挑戦者のディエゴ・マグダレノ(米)を撃退し、今年3月には同じ英国人で前WBA暫定王者だったデリー・マシューズを判定で退けている。その勢いに乗ってクロラとの統一戦を望んでいたのだが、クロラ陣営はリナレスとの対決を選択。フラナガンは意中の人にフラれたかたちになった。「彼(クロラ)らが戦いを望まなかったということ。我々のフランク・ウォーレン・プロモーターが交渉していたのに彼らのプロモーター(エディ・ハーン氏)がイエスと言わなかったんだ」と、がっかりした様子だ。しかし、フラナガン自身は7月9日にムゾンケ・ファナ(南ア)を相手にV3戦が決まっており、こちらをクリアすることが先決となっている。「私は円熟期に入ってきた。クロラには勝ち続けてほしいね。そうすれば私たちの戦いは実現するはずだから」と希望を捨ててはいない。