西岡、公開練習!

　今月24日、東京・両国国技館で行われるWBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ「王者・西岡利晃(帝拳)VS挑戦者レンドール・ムンロー(英)」の一戦。ムンローは21勝(9KO)1敗を誇る、現在ランキング1位の最強挑戦者。強豪を迎える王者・西岡は、果たして5度目の王座防衛、そして5連続KOを成し遂げることが出来るのか。
　決戦を8日後に控えた16日、都内・帝拳ジムで西岡が公開練習を行った。

　練習に先立ち行われた会見では、西岡がここまでの調整と5度目の防衛戦に向けて決意を語った。まず西岡は「ここまで調整は万全。気を抜かずあとは疲れを取って防衛戦にいどみます」と仕上がりの良さをアピール。5度目の防衛については「油断はありません。防衛っていう意識はない。挑戦だと思って戦います」と語った。

　サウスポーの挑戦者ムンローに関して西岡は「対策はシッカリ立てて来た。右のリードがカギになると思う。リードの出し方に重点を置いて練習して来ました。右の仕上がりは完璧に近い」と、万全の対策に自信の表情。最後にムンロー戦の注目ポイントに「KOは狙ってないが、大前提として勝つことが大事。良い試合になりますので応援お願いします」と勝利をアピールしていた。

　公開練習では、後輩のサウスポー佐々木洵樹を仮想ムンローに仕立て、2ラウンドのスパーを行った。右のリードジャブを確かめ、右に合わせ左のクロスをヒットさせるなど、対策が万全であることを報道陣にアピール。スパー終了後もバック、パンチングボール、ロープと精力的に動き汗を流した。

　西岡は5度目の防衛戦で新たな進化を見せるのか?"スピードキング"の名の下、世界王者として更なる高みを目指す。