エストラーダvsニエテス 浮上

　WBO世界ライトフライ級V9王者ドニー・ニエテス(34=比)が9月、1階級上のWBA、WBO世界フライ級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(26=メキシコ)に挑戦する可能性が出てきた。

　ニエテスは28日にラウル・ガルシア(メキシコ)を5回終了TKOで下して9度目の防衛を果たしたばかりだが、9月24日に米国カリフォルニア州カーソンでモイセス・フェンテス(メキシコ)との指名防衛戦が内定している。そうしたなかエストラーダ戦が浮上しているもので、両陣営は実現に向けた交渉を続けていると伝えられる。エストラーダもフェンテスもサンフェル・プロモーションズ傘下ということで、両陣営の利害が一致することから実現性は高いとみられている。ニエテスは先のガルシアを含めメキシコ人相手に15戦14勝1分という結果を残しており、一方のエストラーダはブライアン・ビロリア、ミラン・メリンド、リッチー・メプラナムらフィリピンのトップ選手を総なめにしている。実現すれば国の威信をかけた試合になりそうだ。戦績はエストラーダが35戦33勝(24KO)2敗、ニエテスが43戦38勝(22KO)1敗4分。