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WBAはクルーザー級のスーパー王者デニス・レベデフ(36=露)、レギュラー王者ベイブト・シュメノフ(32=カザフスタン/米)、それに暫定王者ジュニエル・ドルティコス(30=キューバ/米)の3王者による団体内統一戦を行うことを各陣営に通達した。
クルーザー級は200ポンド(約90.7キロ)を体重上限とする重量級で、ヘビー級の次に重いクラスとして知られる。人気や知名度のあるスター選手が久しく誕生していないが、それだけにチャンスが多いともいえる。そんななかWBAに関連するクルーザー級タイトルマッチが20日と21日に3試合も行われた。まず20日、フランスのパリでドルティコスがユーリ・カレンガ(コンゴ民主共和国/仏)を10回TKOで下して暫定王座を獲得。翌21日、米国では前暫定王者のシュメノフがジュニア・アンソニー・ライト(米)に10回TKO勝ち、レギュラー王座に収まった。その数時間前にはロシアの首都もモスクワでレベデフがIBF王者のビクトル・ラミレス(亜)に2回TKO勝ちを収め、レギュラー王者からスーパー王者に昇格している。
こうした結果を受けWBAは120日以内にレベデフとシュメノフの対戦を義務化。その勝者がドルティコスと最終統一戦を行うよう命じた。戦績はレベデフが31戦29勝(22KO)2敗、シュメノフが19戦17勝(11KO)2敗、ドルティコスが21戦全勝(20KO)。
こうした結果を受けWBAは120日以内にレベデフとシュメノフの対戦を義務化。その勝者がドルティコスと最終統一戦を行うよう命じた。戦績はレベデフが31戦29勝(22KO)2敗、シュメノフが19戦17勝(11KO)2敗、ドルティコスが21戦全勝(20KO)。
WBAは今年1月、ヘビー級でも団体内統一戦をトップ選手7人に命じた経緯がある。予定したスケジュールどおりには進んでいないものの、大筋では計画に沿ってカードが組まれている。今後、クルーザー級もプランに沿って統一戦が進行していくかどうか。選手、関係者、WBAの手腕に注目したい。