高野人母美が引退

　昨年11月、WBO女子世界スーパーフライ級王者ダニエラ・ベルムデス(亜)に挑み4回KOで敗れた、東洋太平洋スーパーバンタム級王者・高野人母美(28)の再起戦が6月6日(月)、後楽園ホールで開催される「ガッツファイティング」で行われることが18日に所属する東京・協栄ジムで発表された。

　海外出張中の金平桂一郎会長が不在のなか、メインのWBA女子世界ミニフライ級タイトルマッチに出場する王者・黒木優子(25=YuKO)と会見に臨んだ高野は開口一番、「今回がラスト。勝っても負けても最後の試合になる」と発言。

これに報道陣以上の驚きを示したのは事前に聞いていなかったという萩原篤トレーナーをはじめとする協栄ジムのスタッフだったが、高野はその理由として「好きで始めたボクシングがいつのまにか人に指図されるようになった。具体的には言えないが、自分の考えとは違う方向に行っている」とし、決意が固いことを強調した。