淵上、日本王座奪取!

　3日、大阪松下IMPホールで行われた日本ミドル級タイトルマッチ10回戦は、挑戦者の同級1位・淵上誠(八王子中屋)が王者・鈴木哲也(進光)を6回TKOで破り、王座奪取となった。淵上は日本王座3度目の挑戦にして悲願のベルト獲得。

　試合は、2回にダウンを奪った淵上がその後もペースを握り続けると、6回に左ストレートからのパンチをまとめてレフェリーストップを呼び込んだ。昨年4月、同王者に挑戦し僅差判定で涙を呑んだ淵上が、今回のリベンジ戦で鈴木への雪辱を晴らす形となった。
　八王寺中屋ジムの快進撃が止まらない。今年に入り、3月に東洋・日本スーパーウェルター級王座をチャーリー太田が、4月には荒川仁人が日本ライト級王座を獲得し、今回の淵上で3人目の国内王者が誕生した。残るは世界王座のみ。この"八王子三傑"の中から誰が先に世界へ手を掛けるのか、今後に注目したい。