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[調印式]2016.5.6

井上尚弥「課題を見つけたい」

 5月8日(日)東京・有明コロシアムで開催されるWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者・井上尚弥(23=大橋)対同級1位ダビド・カルモナ(25=メキシコ)の調印式が6日、都内のホテルで行われた。
試合は当日夜7時からフジテレビ系列で全国放送。前売り券は完売だが、当日券は午後1時から各席で用意される。
グローブは黒
 プロ戦績23戦17勝(6KO)1敗5分、アマチュア100戦以上と経験が豊富な技巧派のカルモナを迎える井上は、「前回よりパワー面の成長は実感しているが、倒そうと思うと気負ってしまうので、KOは意識せずに自分のボクシングを心がけたい。本来は打たせずに打つボクシングが持ち味なので、崩しながら組み立てるところを見てもらいたい」とアピール。
GWは「ボクシングフェス」で締めくくる
また、14年末の前WBO王者オマール・ナルバエス(亜)戦、昨年末の指名挑戦者ワルリト・パレナス(比)を迎えての初防衛戦は、自他ともに認める完璧な試合内容だったが、「今回の試合で反省点がほしい」と更に進化するための課題を貪欲にもとめた。
日本で良い調整ができたとカルモナ
 一方、今回が3度目の世界挑戦となるカルモナ。奇しくも過去2戦は、井上が退治した上記のナルバエスに判定負け、パレナスとの暫定王座戦は判定ドローに終わっている。
同門・八重樫東と2戦続けての競演
調印後の会見では淡々と「気持ちは落ち着き集中している。今回は16年間のボクシング人生で大きな節目。このチャンスを必ず活かしたい」と話し、井上については「何かを持っているからチャンピオンなのだろう。しかし、リングの上では何が起こるか分からない。私は自分の仕事をするだけ。もちろん過去2戦からは多くを学んだ」と冷静にコメントした。
見応えのある技術戦に期待
■レフェリー:エディ・クラウディオ(米)
■ジャッジ
■エデワード・リガス(比)
■ラモン・セルダン(亜)
■サワエン・タウィーコン(タイ)
■立会人:ルイス・ペレス(プエルトリコ)

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