「自信はある」と両雄

　規定体重を5ポンド(約2.26キロ)下回る155ポンド(約70.3キロ)契約で行われるWBC世界ミドル級タイトルマッチ、王者サウル・カネロ・アルバレス(25=メキシコ)対アミール・カーン(29=英)の記者会見が4日、米国ネバダ州ラスベガスで行われた。ふたりとも相手の実力を認めたうえで「勝つ自信はある」と口を揃えた。試合は7日(日本時間8日)、ラスベガスに新設されたT-モバイル・アリーナで行われる。
※アルバレス対カーンは8日(日)午前11時からWOWOWライブで生中継の予定。

　ウェルター級とスーパーウェルター級を飛び越えて2階級制覇に挑む元スーパーライト級王者のカーンは、「カネロは手強い相手だが、対応する準備はできている。勝つと確信しているから試合に臨むんだ。彼は偉大でボクシング界の顔だが、流れはこちらにある。ラスベガスでこうした大きな試合に出ることが夢だったので、この手でしっかりとつかみ取る」と意気込みを口にした。34戦31勝(19KO)3敗。
　これに対しアルバレスは「あまり話すことはないけれど…やるべき準備はしてきた。カーンがどんな仕掛けをしてくるか、だいたいは分かっている。彼は速くて捕まえにくく、しかも変則的でもある。でも、私はそれを破壊する自信がある」と、こちらも揺るぎない自信を感じさせた。48戦46勝(32KO)1敗1分。オッズは10対3でアルバレス有利が続いており、カーンの勝利には約4倍の配当がついている。