言いたい放題のフューリー

　7月9日、英国マンチェスター・アリーナで拳を交えるWBA、WBO世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(27=英)と、王座奪回を狙う前王者ウラジミール・クリチコ(40=ウクライナ)が27日、英国で揃って会見に臨んだ。

　昨年11月のV19戦で不覚をとったクリチコは「前回は戦い方を間違えた。そのために王座を失うことになってしまった。たしかにフューリーには素晴らしいスキルすがあるが、スポーツを代表する立場の人間としての品位に欠ける。多くの人に失礼なことを言っている」とチクリ。これに対しフューリーは「彼はいつも弱い相手を選び、さらに自分が有利な条件のなかで戦ってきたから勝てたんだ。フェアな条件下では勝てないんだ。今度は1ラウンドでKOしてやるよ」と言いたい放題だ。そして太っていると指摘されたフューリーは服を脱ぎすて「俺はいますぐにでもおまえを倒すことができるよ。でも、おまえはこの太った男を倒すことはできないんだ」と挑発した。
　戦績はフューリーが25戦全勝(18KO)、クリチコは68戦64勝(53KO)4敗。オッズはほぼイーブンと出ている。なお、チケットはリングサイド券が1000ポンド(約15万6000円)、最安価の券は50ポンド(約7800円)に設定されている。