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[ニュース]2010.9.26

佐藤が真王者に!

 25日、東京ビックサイトで日本スーパーフライ級王座統一戦が開催。正規王者・中広大悟(広島三栄)が東都に乗り込み、暫定王者・佐藤洋太(協栄)と"真王者"の座を懸け争った。しかし統一戦は、序盤に試合を決定づける展開となった。1、2R、佐藤がダウンを奪い、一気に試合の主導権を引き寄せると、リーチ差で上回る佐藤がジャブで距離を保ち、詰める中広に右ストレートで終始ポイントを奪い、判定3-0(92-97、90-99、89-99)で日本スーパーフライ級"真"王者の座を勝ち獲った。
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 試合後、王座を統一した佐藤が喜びの会見を行った。佐藤は「僕の想像がある意味大きくなり過ぎていた。戦ってみれば想定の範囲内でした。ダウンがなかったら違った展開になっていたと思うが。僕はリスクを犯すのが嫌い。だからジャブとワンツーになってしまう」と語り、中広は想像以上の強者ではなかったとした。また、先日の同門・加藤壮次郎の日本ウェルター級王座獲得は刺激になったかと問われ佐藤は「加藤さんの王座獲得による流れは意識した。けれどその流れにあやかろうとは思わなかった」と話し、あくまでもボクシングは個人競技だとして会見を終えた。

 一方、王座から陥落した中広は会見で「気持ちが燃えてなかった。これではボクサーとして駄目。セルフコントロールが出来ていなかった」と敗戦の弁。2度のダウンについて中広は「ダウンは効いていなかった。立った時、佐藤選手の余裕の顔を見て焦った」と語り、最後に今後について「長い将来。先のことは考えます。気持ちがボクシングをする気持ちじゃなかった。完敗です」と進退の明言はなかったものの、素直に完敗を認めていた。

 安定王者・中広大悟を下し、日本スーパーフライ級"真"王者となった佐藤。王者として、今後の"みちのく魂"佐藤洋太の防衛ロードに期待が高まる。

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