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5月14日、英国のカーディフに乗り込んでIBF世界バンタム級王者リー・ハスキンス(32=英)に挑戦する同級13位のイバン・モラレス(24=メキシコ)が、高地トレーニングに励んでいる。
イバンの二人の兄、エリックとディエゴはともに世界王座を獲得した元王者で、イバンが今回の挑戦を実らせて戴冠を果たせば亀田兄弟に続いて史上2例目の3兄弟世界王者となる。それだけにイバンのモチベーションは高いものがある。現在は試合に備えメキシコ州のトルーカで高地トレーニングに入っており、スパーリングも開始した。モラレスは「敵地で勝つのは容易ではないが、兄たちがそうだったように最高のパフォーマンスをして王者になる夢をかなえる」と意欲をみせている。王者ハスキンスは昨年6月、岩佐亮佑(セレス)に6回TKO勝ちを収めて暫定王座を獲得し、11月に団体内統一戦を行う予定だったランディ・カバジェロ(米)の体重オーバーにともない正王者に昇格した。これが戴冠から11ヵ月ぶりの初防衛戦となる。35戦32勝(14KO)3敗。サウスポーのモラレスは30戦29勝(17KO)1敗。