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[メキシコ情報]2016.4.11

元王者ロハスが8連勝

 日本で3度の世界戦を行った元WBCスーパーフライ級王者トマス・ロハス(35=メキシコ)は9日(日本時間10日)、メキシコのベラクルス州ベラクルスでプロスパー・アンクラー(36=ガーナ)と対戦し、4回終了TKO勝ちを収めた。
左:カリージョ 右:エルナンデス
 ロハスの持つWBC米大陸フェザー級王座の初防衛戦として行われたこの試合、初回にロハスはダウンを喫するなど不安定な立ち上がりだった。しかし2回以降はサウスポーからの左ストレートを軸にした攻撃で主導権を握り、ポイントを奪っていった。4回にはアンクラーをロープを詰めて連打するなど決着間近を思わせた。こうしたなかアンクラーは肘を痛めたとして5回開始前に棄権を申し出た。12年11月、山中慎介(帝拳)に7回KO負け後、8連勝(6KO)と好調のロハスは試合後、「WBCのスーパーバンタム級王座に挑戦したい」と希望を口にしている。63戦47勝(32KO)14敗1分1無効試合。昨年3月、赤穂亮(横浜光)にフィリピンで4回KO負けを喫しているアンクラーは32戦24勝(15KO)7敗1無効試合。これで3連敗となった。
 セミファイナルにはWBC世界フライ級3位のファン・エルナンデス(メキシコ)が 登場、ルイス・カリージョ(コロンビア)に1回KO勝ちを収めた。この日の仕事を右ストレート一発、122秒で終わらせたエルナンデスは、11年8月に井岡一翔(井岡)の持つWBC世界ミニマム級王座に挑んで判定負け後、これで13連勝(9KO)とし通算戦績を33戦31勝(22KO)2敗に伸ばした。カリージョは25戦17勝(15KO)7敗1分。

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