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[海外ニュース]2016.4.9

フランプトンのWBA王座剥奪

 WBAは7日、スーパーバンタム級王者カール・フランプトン(29=英)の王座を剥奪したと発表した。フランプトンは2月にスコット・クイッグ(27=英)との統一戦で12回判定勝ちを収め、従来のIBF王座に加えてWBA王座も手中に収めた。しかし、WBA休養王者ギジェルモ・リゴンドー(35=キューバ/米)との対戦に応じる意思がないことから今回の剥奪となった。
 今回のWBA王座剥奪は予想されたことといえる。クイッグとの統一戦を前にWBAは勝者にリゴンドーとの団体内統一戦を課し、IBFは勝者に和氣慎吾(古口)との指名防衛戦を行うよう通達を出したのだから、両方の義務を果たすことは不可能なこと。クイッグ陣営はリスクが高い割に実益の望めないリゴンドー戦に興味がないことを早い段階で明かしていた。WBAは空位になったレギュラー王座の決定戦として、リゴンドー対暫定王者モイセス・フェンテス(メキシコ)のカードを挙げている。WBAは8月1日までに対戦するよう要請しているが、どちらかが拒んだ場合は別の選手を出場させるとしている。
 なお、クイッグはIBF王座は保持したままだが、夏にフェザー級のWBAスーパー王者レオ・サンタ・クルス(メキシコ)への挑戦プランが浮上していることもあり、和氣との指名防衛戦に進むのか、返上して転級するのか、近未来の計画に関しては不透明な部分が多い。

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