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[ニュース]2010.9.21

三垣、打撃戦を制す

 ダブル世界戦のアンダーカードとして行われた東洋太平洋ライト級王者・三垣龍次(M・T)の初防衛戦は、挑戦者・金井アキノリ(姫路木下)が2Rに右ストレートで王者からダウンを奪うも、3Rに三垣が左フックでダウンを奪い返す激しい打撃戦となった。
 しかし、徐々に三垣がコンビネーションをクリーンヒットさせ金井を追い込むと、6Rには連打で金井を釘付けにしてレフェリーストップを呼び込み、王座初防衛に成功した。
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 ダウンを先制するも王者の連打に涙を飲んだ金井は、控室の会見で悔しさを滲ませ「チャンピオンも効いていたと思うが。ポーカーフェースで分からなかった。2Rの右ストレートは練習通りだった。畳み掛けようと思ったが、表情を読み取れなかった。それが上手さなんでしょうね」と、王者の表情を読み取れなかったことを敗因の一つとした。また、レフェリーストップについては「まだやりたかった。体力も闘志もあった。でも思ったよりもらっていたんでしょう」とパンチを貰い過ぎたことを悔やんだ。
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 ダウンの応酬の末、初防衛に成功した三垣は会見で「実は食当たりで一時まで点滴を打っていたんです。生肉を食べて下痢と嘔吐で(笑。足に力が入らず、負けるのを覚悟していたんですが。こんな形で負けたら申し訳なかった」と驚きの告白をした。試合運びについては「何としても勝ちたかったから今はホッとしている。試合は空いてるところにコンビネーションを入れられた。成長がうかがえると思う。自分的には良く出来たと思います」と喜びの笑顔を見せた。
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 今後は「特にライト級ってこだわりは無い。チャンスがあればスーパーフェザーでも。世界チャンピオンはみんな強い。誰が王者でもやってみたい。内山さんはアマの先輩でもある。話が来れば是非やってみたい」と、世界はチャンス次第で階級を下げることも辞さないと三垣はコメントし、会見を終えた。
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 強打の金井との打撃戦を制し、王座初防衛に成功した三垣。チャンス次第では階級を落とし、内山高志への挑戦も飛び出した。果たして、激戦必死の世界中量級戦線で、三垣龍次はその存在をアピールし、世界への扉を開くことが出来るのか。

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