竹中良、好調な仕上がり

　日本Sフェザー級10位・岩井大(26)、1戦1勝の納谷和希(21)と合計8ラウンドのスパーリングを消化した竹中。正確無比な左ジャブから切れ味鋭い右ストレートを幾度となくヒット。2ラウンドから激しい打ち合いとなったが鉄壁のガードで決定打を避けた。

　スパーリングを終えた竹中は「疲れているこの時期にしては悪くない。試合前は不安なぐらいがちょうど良い。試合に向けてここからさらに調子を上げていきますよ」と初防衛に万全を期す。竹中を担当する椎野大輝トレーナーは「仕上がりはまったく問題ない。今の時期は基本的なことの確認だけ。あとは油断しないことが大事」とここまでの仕上がりの良さに太鼓判を押した。

　竹中と拳を交えた岩井は「前よりトータルバランスが良くなっていてペースに飲み込まれそうになった。最初からスタイルがブレないのはさすが」と感想を口にした。昨年8月から試合が遠ざかっている岩井だが、試合が決まりそうということで「週3回のスパーで以前よりバランスが良くなったと思う。次の試合はパンチを当てさせない。バランスの良さを観てほしい」とタイトル戦以来となる再起戦で復活を目指す。