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WBA世界スーパーライト級スーパー王者エイドリアン・ブローナー(26=米)が3月31日、試合前日の計量で既定の140ポンド(約63.5キロ)をつくれず、戦わずして王座を失った。0.4ポンド(約180グラム)オーバーのブローナーは1日(日本時間2日)、米国ワシントンDCでアシュリー・セオフェイン(35=英/米)と対戦するが、セオフェインが勝った場合は新王者誕生となる。
エイドリアン・ブローナー
「プロブレム(問題児)」というニックネームを持つブローナーが、またまたやらかした。31日の計量でセオフェインはリミットちょうどの140ポンドでパスしたが、ブローナーは0.4ポンド超過。規定によりブローナーには2時間の猶予が与えられたが、スーパー王者は再計量には現れなかった。この時点でブローナーの王座は剥奪され、試合は挙行されるもののセオフェインが勝った場合のみ新王者誕生という変則世界戦として行われる。
王座がかかった試合でのブローナーの体重オーバーはこれが3度目のことだ。最初はスーパーフェザー級のWBCユース・インターコンチネンタル王者時代の10年9月で、3ポンド(約1.36キロ)オーバーして王座を剥奪された。WBO世界スーパーフェザー級王者だった12年7月にはビセンテ・エスコベド(米)とのV2戦を前に3.5ポンド(約1.58キロ)超過。やはり戦わずして王座を失ったが、試合では5回TKO勝ちを収めている。今回は1月にオハイオ州で起こした強盗事件で指名手配されていることが3月下旬になって明らかになり調整に集中できなかったという事情があるとはいえ、そもそも自らが引き起こしたトラブルである。同情の余地はないといえよう。せめてリング上ではプロの能力と矜持を示してほしいところだ。ブローナーは34戦31勝(23KO)2敗1無効試合、セオフェインは46戦39勝(11KO)6敗1分。
王座がかかった試合でのブローナーの体重オーバーはこれが3度目のことだ。最初はスーパーフェザー級のWBCユース・インターコンチネンタル王者時代の10年9月で、3ポンド(約1.36キロ)オーバーして王座を剥奪された。WBO世界スーパーフェザー級王者だった12年7月にはビセンテ・エスコベド(米)とのV2戦を前に3.5ポンド(約1.58キロ)超過。やはり戦わずして王座を失ったが、試合では5回TKO勝ちを収めている。今回は1月にオハイオ州で起こした強盗事件で指名手配されていることが3月下旬になって明らかになり調整に集中できなかったという事情があるとはいえ、そもそも自らが引き起こしたトラブルである。同情の余地はないといえよう。せめてリング上ではプロの能力と矜持を示してほしいところだ。ブローナーは34戦31勝(23KO)2敗1無効試合、セオフェインは46戦39勝(11KO)6敗1分。