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25日にタイのパボーンで行われたIBFパンパシフィック・バンタム級王座決定戦で、16歳3ヵ月のセンガナン・シスサイトン(タイ)がエリック・パンザ(23=比)に12回判定勝ちを収めて新王者になった。
センガナンは前半でリードを奪い、中盤以降のパンザの反撃をしのいで判定をものにした。採点は小差だったものの115対113(二者)、116対113の3‐0だった。このセンガナン、Boxrec.comのデータでは1999年12月13日の生まれで、13年5月に13歳4ヵ月でデビューしている。16歳にしてすでに3年、16戦(全勝7KO)のプロキャリアがあり、今回を含め12ラウンドを3度もフルに戦い切っているのだから驚きだ。まだ力量をはかる相手との対戦はないが、このまま世界戦線に突入するようだと最年少戴冠記録も視野に入ってきそうだ。これまでの記録は1976年にウィルフレド・ベニテス(プエルトリコ)が樹立した「17歳5ヵ月23日」。昨年7月にWBA世界フライ級暫定王座を獲得したスタンプ・キャットニワット(タイ)が「17歳6ヵ月22日」で続いている。ちなみにこのスタンプもBoxrec.comによれば15歳でプロデビューとなっている。センガナンがこれらの記録にどこまで迫るのか、今後の活躍に注目したい。