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[試合結果]2016.3.27

ブルックvsビジエール

 IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(29=英)は26日(日本時間27日)、地元の英国シェフィールドに1位の指名挑戦者ケビン・ビジエール(31=カナダ)を迎えて3度目の防衛戦を行った。
〇ケル・ブルック(英)
 2回2分15秒TKO
×ケビン・ビジエール(カナダ)

 昨年10月に予定していたV3戦を肋骨の負傷によってキャンセルしたブルックは、これが10ヵ月ぶりのリングだった。そこにわずかな不安があった王者だが、挑戦者をまったく寄せつけなかった。2回、ブルックは右をカウンター気味にヒットしてダウンを奪う。立ち上がって戦闘再開に応じたビジエールだが、負ったダメージは大きかった。ブルックが襲い掛かると2度目のダウンを喫した。これも立ち上がろうと努力したビジエールだが、足がいうことをきかない。これを見たレフェリーが試合を止めた。36戦全勝(25KO)に戦績を伸ばしたブルックは「(WBCの)グリーンのベルトが欲しいのでダニー・ガルシア(米)と戦いたい。ティモシー・ブラッドリー(米=前WBO王者)でもキース・サーマン(米=WBA王者)でもショーン・ポーター(米=前IBF王者)でもいい」と希望を口にし、さらに「ジェシー・バルガス(米=WBO王者)でもいいし、ニューヨークに行ってミゲール・コット(プエルトリコ=前WBCミドル級王者)と戦ってもいい」と吠えた。見せ場をつくれないまま敗れたビジエールは28戦25勝(17KO)3敗。
 前座には、12年ロンドン五輪バンタム級金メダリストのルーク・キャンベル(英)が登場、ゲイリー・サイクス(英)に2回TKO勝ちを収め、英連邦ライト級王座を獲得した。昨年12月にイワン・メンディ(仏)に不覚の12回判定負けを喫しているサウスポーのキャンベルは再起を飾り、戦績を14戦13勝(11KO)1敗に伸ばした。サイクスは33戦28勝(6KO)5敗。

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