ユーバンクjrがTKO勝ち

　前WBA世界ミドル級暫定王者クリス・ユーバンク・ジュニア(26=英)は26日(日本時間27日)、英国ロンドンでニック・ブラックウェル(25=英)の持つ英国ミドル級王座に挑み、10回TKO勝ちで戴冠を果たした。

　ユーバンクは昨年2月に暫定王座を獲得したが、ビジネス上の摩擦で試合間隔が空き、10月の初防衛戦直後にWBAから剥奪された。12月に無冠になって初の試合を7回終了TKOで飾っていた。この日は必ずしも楽勝というわけではなかったが、徐々に相手の顔面を腫らし、終盤に入るころにはブラックウェルの左目はシャッターを下ろしたような状態に。結局、ドクターがストップを勧告し、10回で試合は終わった。現在はWBA2位、WBC4位にランクされるユーバンクは23戦22勝(17KO)1敗。3度目の防衛に失敗したWBC15位のブラックウェルは24戦19勝(8KO)4敗1分。
　前座ではフランク・ブグリオニ(英)がオレグス・フェドトフス(ラトビア)に1回TKO勝ちを収めている。昨年9月にフェドル・チュディノフ(露)の持つWBA世界スーパーミドル級王座に挑んで12回判定負けを喫しているブグリオニは再起を飾り、戦績を21戦18勝(14KO)2敗1分に伸ばした。フェドトフスは46戦21勝(15KO)26敗。