辰吉寿以輝「普通に勝つ」

　大阪市内のJBC関西事務局で26日、日本スーパーバンタム級7位、東洋太平洋同級9位の中澤奨(23=大阪帝拳)と対戦相手のテイル渥美(22=渥美)。ランキング返り咲きを目指す池水達也(23=大阪帝拳)と対戦相手でフィリピン王者のジョナス・スルタン(比)、B級昇格を目指す辰吉寿以輝(19=大阪帝拳)と対戦相手の三瓶一樹(25=ワタナベ)が揃って前日計量に元気な姿をみせた。
　試合は明日、東和薬品RACTABドーム(旧なみはやドーム)で17時第1試合開始。

　中澤はリミットの56.5kgで計量をパスすると「誰も対戦を受けてくれなかった中、対戦を受けてくれた感謝を込めて明日はぶっ倒しに行きます。打たせず打ちます。今年中にはタイトルを狙いたいのでここでつまづいているようじゃダメでしょう」と笑顔で語った。
　同じくリミットで計量をパスしたテイルは「日本で日本人相手の試合はこれが初めて、自分のボクシングを見てもらえる最高の舞台を用意してもらった。タイトルをしたいのでしっかりランキングを獲ります」と意気込んだ。

　セミファイナルに出場する辰吉は200gアンダーの56.3kgで計量をパス。「相手は身長あったけど、特に気にしていない。あてやすいと思う。とりあえずKOを狙って普通にB級昇格します」と静かに闘志を燃やした。
　一方、三瓶は56.5kgのリミットでパスすると「正直おいしい相手なのでオファーをもらった時は即決でした。まあ、パンチも体も強そうですが、チャンスだと思うので「食って」やろうと思います」と明日に備え会場を後にした。

　ランキング返り咲きを目指す池水はバンタム級リミットの53.5kgで計量をパスした。「強そうですね。でも全く問題ないです。きっちり潰します。早い段階でのKOを目指します」と連続KOを宣言した。
　対戦相手のスルタンもリミットの53.5kgで計量をパスすると「イケミズは思っていたより身長があるね。でも、フィリピンでしっかり練習してきたから大丈夫。明日は良い試合をします。楽しみです」とフィリピンバンタム級王者は不敵な笑みを浮かべ帰路についた。