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今月20日、WBC世界スーパーフライ級1位・河野公平(ワタナベ)とWBC世界同級王座決定戦を戦う前暫定王者で現同級2位トマス・ロハスの公開練習が16日、ワタナベジムで行われた。
サウスポーのトマスは174cmと同階級ではかなりの長身。主にスーパーフライ級とバンタム級を主戦場としているが、47戦の戦績の中にはライトフライ級からライト級までの実戦経験を持つ異色のアウトボクサーだ。昨年12月には、現WBC名誉王者ビック・ダルチニャン(アルメニア)と正規暫定の王座統一を戦い、2回KO負けを喫している。
サウスポーのトマスは174cmと同階級ではかなりの長身。主にスーパーフライ級とバンタム級を主戦場としているが、47戦の戦績の中にはライトフライ級からライト級までの実戦経験を持つ異色のアウトボクサーだ。昨年12月には、現WBC名誉王者ビック・ダルチニャン(アルメニア)と正規暫定の王座統一を戦い、2回KO負けを喫している。
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練習前の会見に応じたロハスは、まず現在の心境を聞かれ「試合までかなり近づいてきた。コンディションは心身ともに非常に良い。スパーリングも全部で300ラウンドこなしている。日本もとても好印象だ」と答えた。続いて、戦績47戦(33勝23KO12敗1分)の中には敗戦も目立つが、の問いにロハスは「敗戦はダルチニャンや世界のビックネームとの戦い。それもほとんどがバンタム級。色々な階級で戦っているが、自分にはスーパーフライがベスト」と語り、敗戦も良い経験につがっていると話した。
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対戦相手の河野については「レコード以外なにも知らない。メキシコでは河野のビデオを見られなかった。特に作戦はないが、河野の出方次第でどんな対応もできる」とし、世界歴戦のロハスは自信を浮かべた。最後にロハスは「勝つことに集中している。王座を取ってダルチニャンと再戦したい」と、早くもベルト獲得後の構想を語る余裕を見せていた。
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公開練習では、既に仕上がりは万全であるとしてスパーリングなしの軽めの練習に止めた。細身のアウトボクサーでありながら70%のKO率を誇るロハス。ミット打ちではアップライトのスタイルからストレートに近い右ジャブをロングレンジから打ち込みキレの良い音を出すと、さらにメキシカン特有のボディ、ワンツーからの右アッパーなどのコンビネーションを確認。世界標準のボクシングを垣間見せ、関係者を驚かせていた。
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