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IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(29=英)は今週末26日(日本時間27日)、英国シェフィールドで指名挑戦者ケビン・ビジエール(31=カナダ)を迎え撃つが、その勝利を前提に、夏にはほかの階級のスター選手との対戦を視野に入れている。
ケル・ブルック
もともとブルックは6月4日という具体的日程を出してアミール・カーン(英)と交渉したが決裂。カーンはサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)戦を選び、ブルックはビジエールとの指名防衛戦に臨むことになった経緯がある。ブルック陣営のエディ・ハーン・プロモーターはビジエール戦を無傷でクリアすることを前提に、4月9日に試合を控えるマニー・パッキャオ(比)、ティモシー・ブラッドリー(米)をはじめWBC王者ダニー・ガルシア(米)、WBO王者ジェシー・バルガス(米)にも接触。さらには6月18日に予定される前WBC世界ミドル級王者ミゲール・コット(プエルトリコ)の再起戦の相手としても立候補したことを明かしている。また、4月23日に16度目の防衛戦を控えているミドル級のWBAスーパー、WBC暫定、IBF王者、GGGことゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)にも興味を示しており、ハーン氏は「157ポンド(約71.2キロ)の契約体重でどうかとオファーを出してみるつもりだ」と話している。目の前のビジエール戦をクリアすることが前提になるが、今年はブルックから目が離せなくなりそうだ。