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ヘビー級のWBA(スーパー)、WBO王者タイソン・フューリー(27=英)と前王者ウラジミール・クリチコ(39=ウクライナ)の再戦の日程と開催地が、なかなか決まらない。いまは6月に欧州開催で動いていると伝えられる。
クリチコ対フューリー
両者は昨年11月、クリチコのV19戦としてドイツで拳を交えた。戦前は不利とみられたフューリーだが、試合では忙しく動いてクリチコを幻惑。凡戦ながら明白な判定勝ちを収めて一気にWBA、IBF、WBOの三つのベルトを手に入れた。指名試合を迫られたためIBF王座は2週間足らずで放棄したが、2冠は手元に置いてある。再戦事項にしたがって両陣営はダイレクト・リマッチに向けて動いているが、最初に具体的な日程としてあがった「5月7日、ドイツ開催」は現時点ではなさそうだ。クリチコ陣営のトム・ローフラー・マネージング・ディレクターは「ドイツか英国開催か、両国のテレビの問題、さらに米国のテレビの意向もある」と、日程と開催地決定が延び延びになっている理由を説明している。いまは「6月4日、オーストリア開催」説も出ているが、オーストリアはクリチコのトレーニング地でもあるため現王者側が難色を示している。今月25日には40歳になるクリチコとしては、一刻も早く雪辱と王座奪回を果たしたいところであろう。