海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
IBF世界ヘビー級8位のクブラト・プーレフ(34=ブリガリア)と、9位のディレック・チゾラ(32=ジンバブウェ/英)が5月7日、ドイツのハンブルグで対戦することになった。この試合はEBU欧州ヘビー級王座決定戦であるほかIBF挑戦者決定戦として認定された。
クブラト・プーレフ
IBFのヘビー級王座は今年1月、決定戦を制したチャールズ・マーティン(米)が獲得。4月9日にはアンソニー・ジョシュア(英)を相手に英国で初防衛戦に臨むことになっている。こうしたなかIBFは何度か挑戦者決定戦のカードを指示したが、いずれも空振りに終わってきた。ここにきてやっと世界挑戦に失敗した下位ランカー同士のカードで指名挑戦権争奪戦にこぎ着けたことになる。
プーレフは08年北京五輪に出場後にプロ転向を果たし、14年11月には20戦全勝(11KO)の勢いをウラジミール・クリチコ(ウクライナ)にぶつけたが、4度のダウンを喫する5回KOの完敗に終わりIBF王座獲得に失敗。再起後は二線級を相手に2連勝(1KO)を収めている。23戦22勝(12KO)1敗。一方のチゾラは12年2月にビタリ・クリチコ(ウクライナ)の持つWBC王座に挑んだが12回判定負けを喫している。その後、元王者デビッド・ヘイ(英)、タイソン・フューリー(英=現WBA&WBO王者)にKO負けを喫するなど挫折を味わったが、昨年7月以降は5連勝(4KO)と復調している。30戦25勝(17KO)5敗。