フラナガン 統一戦に焦点

　12日に2度目の防衛を果たしたばかりのWBO世界ライト級王者テリー・フラナガン(26=英)が、WBA同級王者アンソニー・クロラ(29=英)に統一戦での対戦を呼びかけている。同時にWBC王者ホルヘ・リナレス(30=帝拳)との統一戦にも興味を示している。

　サウスポーのフラナガンは12日に前WBA暫定王者のデリー・マシューズ(英)に判定勝ちを収め、V2に成功したばかりだが、陣営は早くも次戦を6月に計画している。一方のクロラは5月7日にマシューズの後継暫定王者イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)との防衛戦を控えており、この日程での対戦は事実上不可能とみられている。しかし、その先の対戦を前提にフランク・ウォーレン・プロモーターがクロラ側に50万ポンド(約8400万円)の報酬を提示していると伝えられる。クロラがマッチルーム・ボクシングの契約選手であることや、ふたりが友人同士であることなど高い壁があるため、リナレスとの対戦交渉も並行して進めるようだ。