菊地VSアナベル調印式

　明日13日、後楽園ホールで開催されるWBC女子世界ミニフライ級タイトルマッチ「王者アナベル・オルティス(メキシコ)VS挑戦者・菊地奈々子(白井具志堅)」の調印式と前日計量が12日、都内で執り行われた。調印式では王者オルティスが黒のタイトドレスで登場。会場を華やかな雰囲気に彩った。

　グローブチェックと調印が終了し、王者と挑戦者が明日の決戦に向け、それぞれ豊富を語った。

　王者オルティスは「メキシコでも世界戦は数多く行われているが、これだけ厳粛に進められるのは始めてで驚いている。明日のタイトルマッチは頑張ります」と語り、初来日の王者は日本の厳格性に驚きを表していた。続いて今回のタイトルマッチが女子初となる"日本VSメキシコ"の一戦であると教えられたオルティスは「私も聞いて驚きました。素直に光栄に思います。明日は強者同士の戦いであり、きっと素晴らしい試合になるでしょう。だがベルトは私がメキシコに持って帰るります」と激戦を予想するも自信の表情を浮かべていた。
　最後に何ラウンドまでに終わらせたいかとの問いにオルティスは「何ラウンドとか考えていない。私がKOでも判定でも勝つでしょう」と勝利宣言で会見を締めた。

　対する挑戦者・菊地は「今までで一番の調整ができた。このまま計量、試合まで気を抜かずリングに上がりたい」と万全の状態をアピール。女子ボクシング初となる"日本VSメキシコ"の一戦については「ここ2、3日前に聞いて驚きました。初めてがタイトルマッチであることが嬉しいです。そして強い王者に挑めることも。明日は何が何でも私がベルトを獲る!」と最強女王に挑むことに喜びの表情を見せた。
　そして何ラウンドまでに勝利を掴みたいかと尋ねられ「KOとかは考えていない。フルラウンド20分間戦うことになるでしょう。明日は死闘になると思っています」と述べ、険しい表情で明日の戦いを予想した。

　会見終了後に行われた前日計量では、王者オルティスが黒のキャミソールで計量を行ったが200gオーバーがアナウンス。女子の正式計量着を着用して再計量を行う一幕もあったが、王者はミニフライ級ジャストの47.6kgで計量をパスした。

■オルティス 体重47.6kg/105P 体温37.3℃ 血圧113-53
■菊地 体重47.6kg/105P 体温36.8℃ 血圧119-79

　"女子最強王者"アナベル・オルティスに、ボクサー人生7年間の全てを懸けて立ち向かう挑戦者・菊地奈々子。明日13日、後楽園ホールで"全力ボクサー"がコスモを爆発させる!!