岐阜で激戦

　岐阜市内の岐阜商工会議所で6日、岐阜ヨコゼキジムが主催するイベント「岐阜ボクシングカーニバル」が開催された、メインイベントでは日本タイトル前哨戦となる岐阜ヨコゼキジムの若手ホープ、日本ミニマム級3位の華井玄樹(25)が、関西のベテラン諸一宇(32)を迎えて49.5kg契約8回戦に臨んだ。

　試合は序盤、両者はフェイントを多用しジャブでお互いの出方を探る。先にペースを握ったのは諸、大きな右のオーバーハンドを振るい先制すると華井の出端に左右のフックをあてる。中盤、ボディで打開をはかる華井だが3ラウンドにカットした右目尻からの出血が目に入り思うように連続攻撃につなげられず。終盤、ジャブで有効打を集めた華井がからくも勝利を拾った。

　試合後、大勢の応援団と記念撮影に収まった華井は「自分の中ではドローか負けだと思いました。勝ててほっとしています。研究されていたのと、僕自身が単調になりました」と反省が口をついた。「今日は今日で、良い勉強にして、まだまだ、タイトル戦とは言えない内容ですが、しっかりと修正していきたい」と大粒の汗をぬぐった。