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[ニュース]2010.9.10

菊地&アナベル、公開練習

 今月13日、後楽園ホールで開催されるWBC女子世界ミニフライ級タイトルマッチ「王者アナベル・オルティス(メキシコ)VS挑戦者・菊地奈々子(白井具志堅)」の公開練習が10日、都内の白井具志堅ジムで行われた。
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 まず始めに挑戦者・菊地が会見を行い、現在の体調と意気込みを語った。「今回で17戦目。今までで一番と言う位、調子良く来ている。あと3日、気を抜かず最高のコンディションでリングに上がります。それに年齢的にもラストチャンス。これまでやって来たことを全て出します」。また、どんな戦い方で挑むかと聞かれ菊地は「中間距離が巧い選手。アナベルの距離で戦わず。接近戦で、自分の距離で戦いたい」と語った。
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 公開スパーでは王者アナベルの鋭い視線が突き刺さる中、NORIKO選手と2Rのスパーリングを行った。菊地は上体を振ってNORIKO選手の懐に入り、左ボディ・左フックを確かめるように打ち込み調子の良さをアピールしていた。スパーを観た具志堅会長は「サイドに回るのは良いね。相手も見ているから右を使わずジャブでジャブで!」と菊池の動きを絶賛。会長みずから指導する場面もあった。
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 挑戦者の練習終了後、入れ替わる形で王者アナベル・オルティスが公開練習前の会見を行った。「菊地のビデオはシッカリ観ている。強いファイター。良い試合になると思う。とてもハートがあり、強いパンチの持ち主。だけどタイトルは渡さない。このベルトはメキシコに持って帰る」と、アナベルは菊池を褒めつつも必勝宣言。自分の長所については「インテリジェンス。ただ私は何でも出来る。だが最大の長所はリングの中で頭を使って戦えるところ。そして女子ボクシングの素晴らしさを伝えたい!」と語り、女子ボクシングの素晴らしさを見せると公言した。
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 練習ではスパーを行わず軽めのシャドーとミット打ちに止めるも、王者のスピードとパワーの乗ったパンチ、そしてメキシカン独特の伸びる左ボディ・右アッパーに驚きの声が上がっていた。練習終了後には3日の決戦に向け、王者アナベルと挑戦者・菊地が互いに健闘を称えあっていた。

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