ボクシング部主将3選手が受験

　ワタナベジムから今年の春に大学を卒業する元ボクシング主将3人が23日、東京・後楽園ホールでB級テストを受験。大商大ボクシング部主将の京口紘人(22=大商大)、龍谷大ボクシング部主将の谷口将隆(22=龍谷大)、明治大ボクシング部主将の小山内幹(22=明治大)は、それぞれアマチュアで磨いたテクニックを十分に発揮し、明日の合格を間違いないものにした。

　実技テストは、アマ時代のライバル同士だったミニマム級の京口とLフライ級の谷口、バンタム級の小山内はジムの先輩、石本純(23)と3ラウンドのスパーリングを行い、それぞれの持ち味をアピール。小山内はキレのある右フックで先輩からダウンを奪う場面もあった。

　テスト終了後に渡辺均会長は「そろぞれ期待を持てるがじっくり育てたい」とし、フィリピンやタイへの遠征も視野に十分なキャリアを積ませ、まずは日本ランキング入を目指すと話した。デビュー戦も小山内は未定だが、すでに京口が4月17日、谷口は4月3日に決定。3人は「プロでやるからには世界チャンピオンが目標」と口を揃えた。

■京口 紘人(22)
66戦52勝(8KO)14敗,大商大ボクシング部主将
全日本Lフライ級1位,15年台北市国際カップ銀メダル
兄は11年全日本新人王敢闘賞の京口竜人(25=大阪帝拳)

■谷口 将隆(22)
74戦55勝(16KO)19敗,龍谷大ボクシング部主将
全日本Lフライ級3位

■小山内 幹(22)
73戦56勝(10KO)17敗,明治大ボクシング部主将
11年高校フライ級10位