納税額アップの内山

　WBA世界Sフェザー級スーパー王者の内山高志(35=ワタナベ)が、明日16日から全国でスタートする確定申告のPRを昨年に続き地元の埼玉・春日部税務署で行った。確定申告の期限は3月15日(火)まで。

　正午過ぎにスーツ姿で申告会場を訪れた内山は早速、国税庁HPのe-Taxを使っての申告書を作成。プリンターから打ち出された申告書を手に「画面の案内どおりにできて簡単。忙しい方でも自宅でできるのでおすすめです」と便利さを伝えた。

　一昨年は怪我により1試合しかできなかったが、昨年は5月のV10、12月のV11と2度の防衛に成功しファイトマネーも倍増。「多ければ多いほどいい」と納税額アップに胸を張った。

　今年は日本歴代タイ記録のV14、また念願の海外戦も期待され、4月開催を目指し交渉中のV12戦は正規王者ハビエル・フォルツナ(26=ドミニカ共和国)との統一戦が濃厚。内山は特に進展はないとした上で、自身と同じ中間距離を得意とする技巧派のフォルツナに対し「スタイル的に僕のようなタイプが好きだと思う。中間距離の差し合いで勝てれば僕も自信になる」と対戦を希望し、これが海外防衛になるなら「向こうでキャンプを張り、時差を含めてどんなものか試しておきたい」と意欲を示した。