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[試合後談話]2016.1.25

12戦全KO勝利中!九州のタイソン再登場

 デビュー以来、11戦全勝全KOのパーフェクトレコードを更新中の日本ウェルター級10位の別府優樹(24=久留米櫛間)が25日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックヤングファイト」のセミファイナル、ウェルター級8回戦に出場、レッカー・オータナキット(タイ)と拳を交えた。約1年2ヶ月ぶりにホールのリングに登場した別府の試合運びに注目が集まった。
またも豪快なKOで試合を終わらせた
 初回、重厚なプレスをかけてワンツーをボディに打ち込んだ別府は、ガードが下がったレッカーに右クロスを決めて先制のダウンをゲット。ラウンド終了間際にもダウンを追加。レッカーは左目が内出血して早くもピンチにさらされた。2回、チャンスとみた別府はゴングと同時に襲い掛かり立て続けにダウンを奪うとレフェリーは迷わずストップ、連続KOを伸ばした。
200人以上の応援団の声援に応えた
 オータナキットを豪快に倒した別府は「久しぶりの後楽園ホールのリングで緊張した。最初にダウンを奪った右クロスは練習していたパンチ。このパンチで倒せたことはプラスに捉えたい」と安堵の表情。インターハイ3位の実績を持ち専修大学へ進学したが、腰堆ヘルニアの影響でボクシングを断念、大学も中退したという別府。しかし、山中VS岩佐戦を観戦しプロになる決意をし、1年間のリハビリを経てデビューした。この日のKOで赤井英和氏の持つデビュー戦以来12試合連続KO記録に並んだが、「これからも記録を意識していき、誰であろうと倒すボクシングを心掛けたい」と目を輝かせた。
 別府が所属する久留米櫛間ジム、櫛間昭久会長は「練習でしていることが20%しか出せていない」と辛口評価。「毎年、東京のリングで試合をさせて、20戦目ぐらいでタイトルに挑戦させたい」と青写真を描いた。次戦は5〜6月に予定しているという。

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