ガルシアvsゲレロは決定戦に

　23日(日本時間24日)、米国カリフォルニア州ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われるダニー・ガルシア(27=米)対ロバート・ゲレロ(32=米)の試合は、WBC世界ウェルター級王座決定戦として行われることになった。WBCが13日付のホームページで告知したもの。

　WBCのウェルター級王座はフロイド・メイウェザー(米)が保持していたが、昨年9月のアンドレ・ベルト(米)戦を最後に引退したため空位になった。WBCは11月に中国の昆明で行われた年次総会で新王者決定トーナメントを開催する方針であることを明かしたが、具体的な組み合わせは出ていなかった。今回のガルシア(2位)対ゲレロ(6位)も当初はウェルター級12回戦と発表されていた。しかし、ここに来てランカー陣の合意と調整が終わったのか、WBCは13日付のホームページでガルシア対ゲレロが王座決定戦になることに触れ、さらに今後の組み合わせについても発表した。
　それによると、ガルシア対ゲレロの勝者に対しては1位のアミール・カーン(英)が指名挑戦者になり、4位レイモント・ピーターソン(米)対5位ベルトの試合が次の指名挑戦者決定戦になる。また、23日の前座で組まれている12位サミー・バスケス(米)対23位アーロン・マルチネス(メキシコ)戦と、21位ミゲール・バリオヌエボ(亜)対35位アサエル・コシオ(パナマ)戦が次々期挑戦者を決める準決勝になり、そこに負傷で戦線離脱した10位レイ・ロビンソン(米)が絡むというものだ。なお、WBC3位にランクされるショーン・ポーター(米)はWBA王者キース・サーマン(米)への挑戦が予定されているため除外されている。